茶禅庵とは

茶禅庵

全国各地の銘茶(産地茶や生産者製造茶など)から、厳選して【お値段以上の価値がある、美味しいお茶】をお届けする目的で、茶禅庵(さぜんあん)を立ち上げました。

全国には、宇治茶をはじめ、たくさんの名産地と呼ばれる茶産地があります。
また、有名ではなくても、これはという銘茶もたくさんあります。

以前の茶専門店では、「静岡茶専門店」「宇治茶専門店」「狭山茶専門店」と特定の産地銘柄を揃えた専門店が主流でしたが、現在では、殆どの茶専門店が各地のお茶を揃えるようになっています。

しかし、その仕入ルートは既存の卸問屋さんからの仕入が主です。
その理由は、専門店では茶の栽培技術・製造技術・加工技術を実際に持っておらず、栽培から製造までの様々な情報は得ることが難しいため、信頼できる既存の茶問屋さんから仕入れることが安心なためです。

磯田園でも、ながらく自園自製のお茶を中心に美味しいお茶をお客様にお届けしていましたが、お客様からは「宇治茶はないの」「静岡茶が私は好き」「狭山茶を贈りたいの」とお客様の声を伺うなかで、少しずつ他産地のお茶を扱っていましたが、どこか中途半端で、もどかしさを感じておりました。

そこで、弊社会長に「会長が、お茶の栽培、製造者として自信をもって勧められる、値段よりも美味しい高級茶をお客様に紹介することはできますか」と相談したところ、

高級茶に絞るならできるさ。
鹿児島知覧なら、どこのどんなお茶を誰に頼んで、八女なら・・・、玉露は・・・、宇治は山城の・・・、伊勢は北勢のあの畑のあの工場の・・。南勢は・・、静岡は掛川なら、本山なら、森はあそこで、狭山は社長の知り合いがいるだろうから任すがお茶は検茶するぞと・・
ワシもそうだが、お茶屋は茶天狗(独りよがり)が多いから厳しくみないとな、ある意味自分の我をなくしてお茶はみないといけない。

とエンドレスのお話となりました。 

茶業界で70年以上生産から販売までのご縁を生かして、お客様に美味しいといわれる全国のお茶をお値段以上の価値としてお届けしようと、この「茶禅庵」を立ち上げることにしました。

弊社の創業は、お茶の「仲買」と「卸売」から始まりです。
現会長が昭和29年(1954年)、地元の愛知県渥美半島の番茶を京都宇治へ卸売りすることから始まり、卸売り、小売へと事業を進める中で、静岡、伊勢、鹿児島、八女、山口(宇部茶)、大分(湯布院茶)、狭山など全国のお茶産地とのご縁が広がりました。更に、中国景徳鎮に共同煎茶工場を作り(洪水で壊滅)、四川省成都の釜炒茶を扱うなど、中国までご縁は広がっています。

こうしたお茶業界のご縁は、弊社が10ヘクタール以上の茶園を栽培し、荒茶工場でお茶を製造していることで、単なる商売相手ではなく、同じ生産者・製造者立場でお付き合いさせていただいているからだと自負しております。

全国各地の高級茶を、茶師としても、茶匠としても厳選した美味しいお茶をお届けいたします。

ぜひ、「茶禅庵」のお茶をご賞味ください。

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